特色 Featur

◆プログラムの特色

本学から見た臨床情報医工学プログラムの特色として、情報科学部の学生でありながら、異なる分野である医療系(広島大学からの提供授業)、医工学系(広島工業大学からの提供授業)、医療理工学系(広島国際大学からの提供授業)の知識を学べることが挙げられます。学士課程では、4年間連続した臨床情報医工学カリキュラムにより、1年次から経年的に講義を受講していきます。

本プログラムを履修する学生は、本学で学ぶ情報科学に加えて、医療系、医工学系、医療理工学系の知識を有する情報系技術者として、社会で活躍できると考えています。

◆本学の果たす役割

広島市立大学からは、医情報系の授業科目を提供しています。これら提供授業では、情報系の知識と実践力を有した医学系人材および工学系技術者の育成を目的としています。

学士課程では、 「医用情報科学」、「生体信号処理」、「医用プログラミング」の3科目を提供します。「医用情報科学」では、バイオ情報学、脳情報科学など、医療と情報科学の融合領域について、オムニバス形式で紹介。「生体信号処理」では、生体信号の処理において必要となる数学の基礎、信号処理の基礎を学びます。「医用プログラミング」では、生体信号処理プログラミングと画像処理プログラミングの基礎を習得することを目指します。これらの内容を理解することで医情報系の基礎的知識と実践能力を身につけることができます。

医用情報科学

生体信号処理

医用プログラミング

◆医用情報科学科との連携

医用情報科学科は、平成21年度から広島大学、広島工業大学と連携し、文部科学省の支援のもと、実施されてきた情報・医療・工学の異分野を融合させた教育プログラム「情報医工学プログラム」の実績等を踏まえ、平成24年4月に新設されました。

医用情報科学科では、豊かで安心・安全な社会の実現を目指し、情報通信技術(ICT)に関する基礎知識を習得。その基盤の上に医用情報、生体情報、光・電子計測等のICT融合領域の専門知識・技術を学ぶことで、医療、生命、環境といった現代社会に係る諸問題に、既存の学問体系の枠を超えて取り組むことのできる人材育成を目指します。

臨床情報医工学プログラムの学士課程カリキュラムで提供される医療系科目の単位は、医用情報科学科における卒業要件の単位として認定されます。

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